お茶の魅力を伝える女性


志賀さん

広報ウーマンにインタビュー

志賀紀子さん
株式会社伊藤園 北海道・東北地域拠点管理部
北海道管理課 グループリーダー
http://www.itoen.co.jp


佐藤 今日は伊藤園で働く志賀さんにお話を聞きにきました。志賀さんよろしくお願いします。

志賀さん よろしくお願いします。

佐藤 初めてお会いした時、積極的にお茶のPR活動をしている志賀さんに驚きました

志賀さん いちおうメインは事務職なんですよ。事務職とティーテイスターの活動をしていて、2つの仕事をしている感じです。

佐藤 勤続年数はどれくらいですか?

志賀さん 勤続は22年です。

佐藤 長いですね!学校を卒業してすぐ入社したのですか?

志賀さん 学校を卒業して別の会社に1年いて、事務職希望で伊藤園に入社しました。

佐藤 学校はどちらに?

志賀さん2志賀さん 学校は名寄市立短期大学(現:名寄市立大学 短期大学部)で、家政科栄養専攻です。中学生時代から専業主婦になりたかったので、家事の向上に繋がるかなと思って。でも学生時代に女性の自立というのを知って、男性に人生をゆだねてしまう生き方はしたくないと考えるようになりました。

佐藤 今は女性が働く時代ですし、その時に気づけて良かったかもしれませんね〜

志賀さん 良かったと思ってます。

佐藤 なぜ伊藤園を選んだのですか?

志賀さん 短大で北海道に来たのですが、その前は静岡に住んでいました。静岡では伊藤園の商品は見慣れていてペットボトルのウーロン茶を愛飲していて、とてもいいイメージを持ってました。その伊藤園で事務職ができるなら入社したい!と思い求人応募しました。その頃、北海道では伊藤園はまだ全然知られてなくて、事務職への面接試験では3名しかいなかったくらいです。

佐藤 そうなんですね。ずっと札幌ですか?

志賀さん 旭川支店の立ち上げの時に入社して、17年旭川にいました。札幌へは、5年前から配属になりました。

佐藤 なるほど。ティーテイスターについて教えてください。

志賀さん 伊藤園は、お茶についての高い知識と技術を有する社員を認定する「ティーテイスター制度」を独自に設けています。
ティーテイスターは、お茶の専門家を育成し、社内外での啓蒙活動を通じて、お茶のファンをつくっていくという考えの社内資格で、3級、2級、準1級、1級があります。

志賀さん33級は日本茶だけの知識ですが、2級からはウーロン茶や紅茶など、お茶全般の知識を身につけます。準1級では1年かけていろんな知識を身につけます。日本の茶園をまわったり、裏千家の茶道に入門して学んだり、手もみ茶の実習もあります。紅茶の資格ティーアドバイザーもとらないといけないし、現場の社員に学んだことを伝えるのも仕事です。それをすべて1年間で終えると1級の受験資格が与えられます。

佐藤 すごい資格ですね。社内資格って、もっと簡単なイメージがありました。1級って何人くらいいるんですか?

志賀さん 現在は6名です。(平成26年5月現在)1級に上がるには日本茶(荒茶)の鑑定試験があって、とても難しかったです。

佐藤 その(伊藤園の)ティーテイスターの活動が、志賀さんのお茶のPR活動ということになるのですね。

志賀さん ティーテイスターの資格をとったら、お茶の専門家としてお茶の魅力と心を伝える伝道師になりなさいというのが会社の方針なんです。

佐藤 具体的に、どんな活動をしていますか?

志賀さん 地域の方に美味しいお茶のいれ方をお伝えしたり、facebookでお茶の魅力を伝えたり、社員に色々教えたりしています。タリーズコーヒーとのコラボセミナーもしました。美味しいコーヒーとお茶のいれ方って意外に共通点があるんですよ、お湯の温度だったり。

佐藤 今日、参加させていただいた「おいしいお茶のいれ方セミナー」とてもためになりました。志賀さんが作ってくれたお茶がら料理も、とてもおいしかったです。あれはご自分で考えて作っているとか

志賀さん そうなんです。いいお茶の葉を食べた時に、すごいおいしい と思って、お茶がらを使った料理にチャレンジしました。お茶がらを使った料理レシピも増えてきて、レシピ本にまとめてセミナーでお配りしています。

佐藤 レシピ本も第2弾になりましたね。志賀さんはさりげないPRが上手だなーと思ってました。他のセミナーでご一緒した時に、さりげなく伊藤園のお茶が置いてあって、置いてあると飲んじゃいます(笑)飲んでいただくことが一番伝わりますよね。

志賀さん そうですね。お茶がらを食べられるという事を伝えたくても、お話するだけじゃダメで、口に運んでもらって初めて伝わるんです。

佐藤 なるほどですね。これからこうゆうPRしたいとか、こんなことしたい等ありますか?

志賀さん 一般の消費者と、お茶を通してコミュニケーションするカタチを作ってみたいです。お茶を飲むだけではなく、別の角度の魅力をPRしたいと考えています。お茶って本当に自由なので、地域性があってもいい。北海道ならではのお茶の楽しみ方を作っていきたいです。

佐藤 北海道ならではのお茶の楽しみ方。いいですね。

志賀さん3志賀さん できたら面白いと思ってるのが、お茶をコンセプトとした老人ホームです。消臭と殺菌効果のあるお茶がらで作った建材を利用して建てて、お茶カフェを併設したら働く場所にもなるし。お茶を飲んで残ったお茶がらは食材のひとつとして活用して料理でお出しする。お客様として来る方々がつながる地域コミュニティーができるなって。

佐藤 アイデアすごい豊富ですね。そういえば、伊藤園はお茶がらのリサイクルにも積極的のようですね。

志賀さん お茶がらって、いろんなモノになるんです。紙だったり、建材だったり、伊藤園のお茶の段ボールにもお茶がらが入ってるんですよ。伊藤園の封筒はほのかにお茶の香りがします。

佐藤 伊藤園といえば「お〜いお茶」ですが、志賀さんのお気に入りの商品は何ですか?

志賀さん セミナーでご紹介した「一番摘みのおいしいお茶 旨み濃厚」がお気に入りです。お料理でもよく使います。あと北海道ではあまり見かけないかもしれませんが「レモングラスティー」が個人的には好きです。エスニックのようなスパイシーな料理によく合うんですよ。

佐藤 ところで事務とティーテイスターの仕事の割合ってどれくらいですか?

志賀さん 事務が9割、ティーテイスターが1割くらいで、周りのサポートがあってできています。1級になってからは、ティーテイスター関連の会議に参加したり、講師の依頼も増えてきました。

佐藤 忙しそうですね。最近学んでいることはありますか?

志賀さん 社員教育も仕事なので話し方を学んだりしました。コーチングにも興味あります。タリーズのコーヒーの資格にもチャレンジしたいですね。あと日本茶手揉みの資格取得を目指して練習もしています。

佐藤 アイデアもチャレンジ精神もあって、すばらしいですね。社内にも社外にもお茶の魅力をPRする志賀さん、今後のご活躍も楽しみです。今日はありがとうございました。

志賀さん こちらこそありがとうございました。


編集後記:はじめてお会いした時、積極的にお茶のPR活動をしている志賀さんに驚きました。広報の仕事をしているのかと思えばそうではなく、メインの仕事が事務ということに更に驚きで、いつかこの人に話を聞いてみたい!と思い、今回のインタビューをお願いしました。この日は「おいしいお茶の入れ方」セミナーで参加させていただいたのですが、とてもわかりやすく、まさにお茶の先生といった印象。彼女の今後の活躍がとても楽しみです。

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